やはりつかみ所のない入試制度
2017-02-03


昨日は都立推薦入試の発表日

結果は、おおむね予想できたところと、予想外のところが入り交じった感じとなった。


模試業者は、推薦の内申基準というのを公表している

都立推薦は、内申基準が50%程度なので、判断材料としてはこれが一番大きい。

基準よりも低い数字でも確かに合格は出るが、確率から考えて、基準以上でないと難しい。


でも、昨日は基準を下回った生徒で合格が出た
倍率を考えても厳しく、期待度も薄かった。
一般に向けての準備という意味合いが強かったが、予想を超えた結果。


ますますこの制度が読めなくなってきた。


内申、作文もしくは小論文、面接、集団討論。
一般の学力入試でははかれない部分についてを判断材料としているのはわかる。

多様な生徒をとりたいというのはわかる

しかしあまりにも抽象的すぎる。

いかにもお役所仕事、と言うにおいがする。


あえて言うなら、特に中堅校以下の場合、一般では受けない内申の生徒をほしいんだろうなと言うのは想像できる
逆にトップレベルの場合、内申はほぼ上限に張り付くので、学力でははかれない、何か光るものを持っている生徒がほしいと考えているのかもしれない。


とにかく、基本的にやってみないとわからない。


また数年前から集団討論が増え、試験が2日になったため、手間が増えた。
手間の割には厳しい入試なので、最近は競争率が低落傾向にある。


もちろんある程度の対策はできるんだろうし、対策しているところもたくさんあると思う

しかしうちは基本ノータッチ。


ここを突き詰めることよりも、一般をどうするかの方が大事だと思っているから。


低落傾向にあることで、また予想以上に受かるぞ!という認識が出てきたとき、注目すべき制度になるのかもしれない

もう少し検討をしてみたい


いずれにせよ
合格した生徒、おめでとうございます

残念だった生徒、本番は一般です。気持ち切り替えてがんばってください。

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